「大地震発生の初期対応」
大地震のケガの多くは、家具の転倒・落下・移動などが原因とされています。
高層階になるほど横揺れは激しくなり、家具を固定しても絶対転倒や移動しないとは限りません。
まず火の元を確認して、家具と一緒に投げ飛ばされないように固定された丈夫なものにしっかりつかまったり、家具が少ない廊下などに移動しるのがよいとされています。
Ⅰ.横揺れが激しくなると家具と一緒に投げ飛ばされる恐れがありますので、固定された丈夫なものにつかまりましょう。
Ⅱ.落下や転倒する家具、食器が滑り出る戸棚、割れて飛散する窓からは離れましょう。
揺れが収まるまで物が少ない廊下などに避難しましょう。
不用意にマンションの外への飛び出しは落下物に当たる危険性がありますので注意しましょう。
Ⅲ・クッションや布団などで頭や体を保護し、落下物などの衝撃から身を守りましょう。
保護するものがない場合には、体を丸め手で頭を保護しましょう。
粉塵やチリ・埃から期間を守るためにも大声は出さない様に心掛けましょう。
「避難前にすること」
揺れが収まったらケガの有無を確認して、ケガをしていれば応急処置や助けを呼びましょう。
ケガがなければ、カラスや陶器の破片で足をケガしないようにスリッパなどを履いて行動しましょう。
玄関のドアが開かない場合には、バルコニーの隣戸との境にある隔壁板を突き破り避難する手段も考えられます。
Ⅳ.揺れが収まったら、床に飛散しているガラスや陶器の割れ物などでケガをしない様に、厚手のスリッパや靴を履き、雑誌などで足場を作るなどして足を守る対策を取りながら移動しましょう。
Ⅴ.玄関ドアの開閉を確認し、開けっ放しにしましょう。
共用廊下側の窓を開けたり、バルコニーの隔壁板を突き破ったりと、ケガに気を付けながら外への避難経路を確保しましょう。
Ⅵ.室内の被害状況により避難の必要がある場合には、慌てず飛散物の少ない居室や共用施設などの安全な¥場所に移動しましょう。
室外へ避難する場合は今一度火元の確認をしましょう。